紅茶業界で働きたい方に仕事や資格などを詳しく解説
ティーブレンダー
ティーブレンダーとは、何種類もあるお茶からブレンド(混合)を行い、新しい味や香りを作り出すスペシャリストです。
取り扱うお茶の種類は何十種類にもおよび、ティーブレンダーは、ひとつひとつのお茶の風味や香り、特徴を熟知していなければいけません。紅茶はもちろんのこと、緑茶やハーブなども利用します。お茶の知識だけではなく、お茶をこす水にも気を配ります。
ティーブレンダーになるには、紅茶メーカーや紅茶専門店、お茶の専門店などに就職して、研究員や販売員として経験を積むことです。
関連資格には、日本紅茶協会が実施しているティーインストラクターがあります。紅茶の正しい飲み方や基礎知識を学べる資格であり、紅茶が好きな若い人に、特に人気が高い資格です。
3級のジュニアは、初心者でも養成研修を受講することができ、研修中に2回の試験を受けて、2回とも合格すると資格を得ることができます。
研修内容は、紅茶の歴史や紅茶の入れ方、ティーパーティーの開き方や話し方などがあり、趣味として資格を取得するのも良いでしょう。1級マスターを取得すると、カフェや飲食店に勤務する際に有利になるそうです。
ティーブレンダーは、お茶が大好きであることはもちろんのこと、お茶の楽しんでもらいたいという、おもてなしの心も大切です。
ティーインストラクター
ティーインストラクターとは、紅茶の楽しみ方や正しい入れ方について、指導を行う専門家です。
日本紅茶協会で行っている在日政府機関と提携した「文化と紅茶を楽しむ会」において、ティーインストラクターの不足が問題になったことで、広く一般の人からティーインストラクターを指導・育成することになったようです。
日本紅茶協会が主催している、ティーインストラクター資格認定制度について。3級ジュニアレベルは、実務経験がない初心者でも養成研修を受けることができ、研修中に2回ある試験に合格すると資格を取得することができます。
1級マスターレベルは、15年以上の実務経験が必要であり、飲食店やカフェで仕事をしたい人にとって役に立つ資格でしょう。研修内容は、紅茶学や紅茶判定実習・ティーパーティーの開き方などがあり、紅茶を趣味としている人にとっても、ティーインストラクターの資格は深い知識が得られます。
養成研修では、定員をはるかに上回る希望者が集まり、とくに若い人たちに大人気となっています。資格取得後は、日本紅茶協会に登録し、各自で資格を活かして「紅茶セミナー」や「紅茶教室」を実施することができます。
紅茶販売店に就職したいときのアピールにもなるでしょう。
資格名 |
ティーインストラクター |
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分類 |
民間資格 |
受験資格 |
<1級マスター>シニアの資格取得者で、10年以上の実務経験がある者 |
試験内容 |
<3級ジュニア>(1)学科試験(2)産地別の紅茶判定試験(3)正しい紅茶の入れ方・扱い方、バリエーションの指導実務試験 |
試験日 |
9月、3月 |
試験料 |
<受講料>283,000円 |
試験地 |
東京 |
合格率 |
<3級ジュニア>約85% |
問合せ先 |
日本紅茶協会 03-3431-6509 |